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ハガキでは間に合わないときの手紙ばこ。

実働48時間! 台中旅行 二日目 前半 鹿港へん

※この記録は2020年2月21日~23日に行ってきた台中旅行の記録です。

 


朝八時に起床し、29階にある朝食会場へと向かう。
予約の時点では朝食をつけていなかったので、「朝食頼んでいない。部屋付けで」をグーグル翻訳して店員さんに見せる。

 


亜緻大飯店の朝食、なんとビュッフェ形式ではなかった(がーん!)。
ホテルの朝食ビュッフェを何よりも楽しみにしているので、結構ショックを受ける。
しょうがないので、洋食をチョイス。
ネット調べで「朝食のパンが美味しい!」という情報を掴んでいたのだ!
(あとから気づいたんだけど、中華を選んでもパンはもらえるらしい)


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朝ご飯は普通においしい。
飲み物はビュッフェスタイルになっており、紅茶、クランベリージュース、温かい豆乳をいただく。
温かい豆乳が飲めるのはいいね! たまに冷たい豆乳しか置いていないホテルもあるので、これは高ポイント。


いつもは丸一時間かけてお腹がはちきれんばかりに朝ご飯を食べているのですが、定食スタイルだと腹八分目で終われるのでいいかもしれない。
パンをおかわりしたら腹9分目くらいになったけど!


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I♥台中って書いてある建物に誠品書店が入っているらしい。
今回は行けなかったけど。

 

 


部屋で軽く休憩した後、10時くらいにホテルを出発する。
まずはタクシーで台中駅に行き、そこから特急列車に乗って彰化へ。
今日の第一目的、鹿港(るーふぁん)へ行くのだ。


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彰化は傘の町らしく、傘を使ったアート展示があった。
なかなか綺麗だった。

 


鹿港へは彰化からバスを使って行けるらしいのだが、いまいちバス停の場所が分からない。
迷ってる位なら金に物を言わした方が早いので、おとなしくタクシー乗り場へ向かう。
規定料金でもあるのだろうか、「鹿港!」と告げるとタクのおっちゃんの方から「300元」と提示してきた。
帰りのタクシーは350元だったので、規定料金っぽいなあ。

 


彰化駅から鹿港まで、タクシーに20分ほど揺られる。
山中から港へ、東から西へ真横に進んでいくルートだ。
車窓からのんびり景色を眺めていると、家具屋と仏具屋が目に付く。
その上、都市部と比べると全然スクーターがいない。
車しか通らないのだ。

 


台湾においてスクーターが多いのは、第一に車が超高級品だからだ。
ここらは田舎なので家賃も安いだろうし、家具職人や仏具職人など、収入に余裕のある人が多いのだろうか。
サービスエリア代わりに点在するコンビニを見ながらそんなことを考えていたら、無事鹿港老街へ着いた。

 


ネット調べによると、鹿港老街はあまり観光ナイズされていない、昔ながらの老街の姿を残しているそうだ。
確かに道も細いし、お客さんも少なめな気がする。
駆けつけ一杯でタピオカミルクティーをいただいたあと、香炉の専門店があったので、ちょいと覗いてみる。
やばい、めっちゃかわいい!


でも今香炉を置けるような場所がないんだよなー(いや、片付ければいいだけなのだけれど)ってことで、今回はスルー。
200元くらいからあったかな。

 


お寺について軽く挨拶を済ませたら、超美味しいと絶賛されている肉饅屋さんへと向かう。
老街から徒歩15分で到着。


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やってきたのは阿振肉包。
結構長い行列なのだけれど、お店の調理スピードも速いので列がぐんぐん進む。
みんな10個とか20個とか、すごい単位で買っていく!
私たちはそんなにお腹がすいてなかったので(朝食のパン食べ過ぎ)、原味(普通の)・野菜・肉なんとかの三種を注文。
原味は蒸し上がるまで10分ほどかかるそうなので、おとなしく店の端っこで待つ。


先にできあがった野菜肉饅と肉なんとか饅をもらい、先にかぶりつく。
めっっっっっっちゃくちゃ美味い!!!


中の具のジューシーさもさることながら、一番は皮が美味い!
ほんのり感じる小麦の甘さがなんともいえず、光の速さで食べきってしまった。
後から蒸し上がった原味ももちろん美味で、一口かじるとあふれた肉汁が手の甲を伝っていった。
あちち!

 


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心も体もほっかほかになったので、クールダウンに水果茶(フルーツティー)をいただく。ここのフルーツティーもすっごく美味しい。
紅茶の重めのボディをフルーツの酸味がまろやかにしてくれていて、いくらでもごくごく行けちゃう!


だいぶ満足したので来た道をぶらぶら戻りつつ、近くにある第一市場を散策。
どうやらここは朝がメインらしく、ほとんどのお店が閉店作業中だった。
うむ、一度鹿港に泊まってここを散策するのもいいかもしれない。
お手洗いだけ借りて、建物を出た。

 


市場の外にも露店があり、フルーツを売っているお店も何軒かある。
おもむろに携帯を取り出し、考えていた構文を打つ。


「今日食べたい。熟れているのを下さい。」


釈迦頭を指さしつつ、携帯を見せる。
私の大好物である釈迦頭(バンレイシ、シュガーアップルともいう)は、店頭ではまだ固い状態で売られていることが多く、家で追熟させるのが普通らしい。
だが、私にそんな時間はない…!


二軒目でちょっと茶色っぽくなった釈迦頭を発見し、35元で売ってもらった。
だいぶディスカウントしれくれたっぽいので、けっこうやばめのやつだったのかもしれない。ま、食べてもなんともならなかったのでよし!

 


通りを抜けたらまた老街の入り口に戻ってきた。
実は買おうかどうか迷ってスルーしたジュース屋さんがあるんだよね-。
老街の入り口の真向かいにある生搾り果汁のお店で、みかんジュースをゲット。
600ccのペットボトルに入って、50元。
和歌山県の「飲むみかん」みたいな味ですごーく美味しい。
身体全体にビタミンが行き渡る!

 


お腹はだいぶたぷたぷだけど、ここまで来たら行っとけ! ってことで、ガイドブックに載っていたイカつみれスープのお店にも突撃する。
ふむ、魚へんに大のまげあしでイカと読むのね。


スープはあっさりしていて、「うまっ!」っていう感じの味ではない。
でも、飲んでいくうちに生姜の温かさがじんわりと身体の奥から伝わってきて、エネルギーがみなぎってくる。
少しだけ入っているパクチーがこれまたいい感じに爽やかさをプラスする。

 


…私たちは一口食べて「美味しい!!」って感じるような物を「美味しいもの」だと認識しがちだけど、世の中にはそんな強い美味しさをもつものばかりではない。
毎日の食卓に上がる味噌汁のような、しみじみと感じるおいしさもある。


また新しいことに気づけたな…としみじみしつつ、ここの乾麺(汁なし麺)も食いたいけどお腹が…!と、尽きぬ食欲と格闘しつつお店を後にしました。

 


帰りはタクシーを利用。
繁華街からずれると途端に捕まえるのが難しくなるタクシーですが、なんと今時はコンビニでタクシーを呼べるらしい。
ネットの情報を参考にしつつ、呼び出しレシートを発券。
店内で待たせてもらう代わりに、無くなりそうだったウェットティッシュを購入する。
9分で来る、って書いてあったけど、実際は5分で来てくれました。


彰化駅からは行きと同じく特急を利用。
ちょっと時間があったので、カメラマンごっこに興じる。


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本日のナイスショット。

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台中駅からはタクシーでホテルへ。
さあ、1時間ほど休憩したら第二のメインイベント、ランタンフェスへ行くよ!