せんせいのなつやすみ。6日目
今日のテーマはお金の使い方です。
個人的には稼ぎ方より使い方のほうが重要なのではないかと思います。
なぜなら、いくらお金を稼いでも、お金の使い方が変わらない限りお金は貯まっていかないからです。
お金の使い方を学べば、おのずと稼ぎ方も分かってきます。
要は、投資につながるということです。
お金の使い方によって、自分は何を失い、何を得るのか?
浪費か、投資か?
それを考えることが大切なのです。
お金を使う上でのキーワード
今回のキーワードは二つ、
地位財 と 非地位財 です。
平たく言うと、
他人に自慢したい買い物か、否か
です。
そこまでのスペックはいらないと思っているのに、みんなが持っているからとiMacを買うのは地位財です。
他人に自慢、もしくは社会的なステータス保持(見栄)のために買うのはよろしくありません。
なぜなら、地位財がもたらす幸せは一瞬しかないからです。
他者との比較から得られる幸福感はすぐに消えてしまう。
その欠乏を埋めるために、人はまた新たな地位財に手を出してしまいます。
あとは無限ループです。
もちろん、iMacを買って、それを使うことで幸せを得られる人もいます。
要は、お金を使うかどうかの判断に主体性があるか、 ということです。
値段が高いものは全て地位財だ! というわけではありません。
ま、これもバランスですね。
私の万年筆欲は己を満たす非地位財だけど、好きなだけ買ってたら破産します。
ー・ー・ー・ー
最近、お金の使い方で反省してることがあるので、共有しようと思います。
私の反省点、それは、
イヤなイベントがあると、それを帳消しにするように楽しいイベントを入れてしまうこと
です。
苦手なイベントがあると、そのときのイヤな気持ちを上書きするように、旅行とか買い物とか、無理やり楽しいイベントを入れちゃうクセがあるんですよね。
まあ、軽い買い物依存症です。
旅行か買い物か、ストレスをお金で解決しちゃおうとするんですよね。
ちょうど、読んだ本にヒントがありました。
エニアグラム、という性格診断をご存じですか?
二千年前のアフガニスタン地方で生まれたとされる、人間の性格を九つに分類する方法です。
(詳しくはググってね)
私はタイプ5、知識を得て観察する学者です。
このタイプ5の欠点がめちゃくちゃ図星だったんです。
タイプ5の欠点、それは、
空虚さを避けること
です。
多分、私をふくめタイプ5の人は、
「人生に無駄なことは一つもないし、どんなことからも学びがある」
と思ってるんですよね。
だからこそ、自分が「このイベントから得るものはないな」と判断したことや、「生理的にムリなのでさっさとこの場から離れたい」といったことに遭遇した場合、そのムダになってしまった時間を認めたくないんです。
だって、
「その出来事から何も得られない
↓
自分はそれに何も見いだせなかった
↓
自分の能力では良さを発見出来なかった
↓
自分の能力の敗北=無能」
ってなっちゃうんです。
私は知識を得て観察する学者であるくせに、それの観察からは何も得られなかった。
つまり、私に見る目が、力がなかった。
私にとって空虚とは、自身の力のなさを写す鏡であるわけです。
そして、その空虚さから目をそらすために引きこもったり逃げたり、旅行の予定を入れたりなんかするわけです。
お金で空虚さを埋めるのではなく、自分の気持ちから目をそらさないで向き合うこと。
「わたし、○○キライだもんね。
しょうがないよ。キライなものはキライだもの。
もうやだ! キライ!! って叫ぶしかないよ」
そんな感じで自分の気持ちに向かい合って、自分をあやしてあげるしかないですね。
では、今日はこのへんで!