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ハガキでは間に合わないときの手紙ばこ。

わたし、めっちゃASD傾向あるやん。

せんせいのなつやすみ。18日目

ASD(AutismSpectrumDisorder:自閉スペクトラム症)

対人関係が苦手で、こだわりが強い。
空気が読めず、「いらん一言」を言ってしまう。
社会になじめない変わり者。

まあ、言葉にするとずいぶんネガティブですね。
私自身も、ASD傾向があるなんてみじんも思っていませんでした。
おっちょこちょいなところがあるし、ADHDかも? とは思っても、ASDのことはまったく意識にありませんでした。
(ASDADHD、両方の特性をあわせもつ人もいます)

 

 

「私も『○○県出身なんですか!? 全然方言出ないからわかりませんでした』ってよく言われるのよねー」

そう思いながら手に取ったこの本。
色々調べていくうちに、

「わたし、めっちゃASD傾向あるやん」

という自覚にいたりました。
社会生活に支障が出るほどではないけれど、たまーに世間とのバランスがとれないときがある。

ASDは対人関係に難がある。

なぜ、対人関係でトラブルが起こるのか?
この本では、

ASDは他者の"意図"を想像できないため、対人関係をスムーズに行えない

ということが語られます。

他者の意図、気持ち。
それらを想像する力が弱いため、失礼に思える言葉を使ってしまう。

…実はわたし、小学生のころは友達にあだ名をつけるのが好きだったんです。
それも、今思えば結構失礼なあだ名を……orz

当時の自分は「やっぱ、わたしのセンスはさいきょうね!」とか思ってあだ名をつけていまして……ほんと、他者の気持ちはまったく眼中になかった。

大人になるにつれ、そんなことはしなくなりましたが……。


ASDの利点

子どものころは他者の意図や気持ちを想像できず、失礼千万なガキんちょだった。
大人になり、想像力の発達により他者の気持ちもある程度推測できるようになりました。

これは言っていいけど、それはダメ。

人間関係の常識みたいなものも身につき、コミュニケーションもとれるようになりました。
改めて自分のASD傾向や、クラスのがっつりASDな生徒たちと向き合い、ASDの利点についても考えるようになりました。

ASDの利点、それは、

他者承認を必要としない

という点です。
つまり、クリエイターとして最強だってことです。

スティーブ・ジョブズASDだった、というのは有名ですね。


自分がおもしろいと感じたものに忠実に、愚直に、一心に向かい続ける。
他人の干渉などまったく気にならない。


それがどんなに難しいことか。

もちろん、それゆえに苦しむこともあります。
私の場合、


「好きなことはとことん追求できるけれど、興味が無いものは何してもムリ」


という点に苦しめられています。
現在進行形で。

ほんと、興味が無いものは何やってもムリ。
自ら挑戦しても、関連書籍で知識をつけても、どうあがいてもムリ。

「あー、早く終わんないかな」

そんなことを思いながら過ごす時間が無駄すぎて、無性に腹が立ってくる。
好きなことに向かうべきエネルギーが、好きなことができない自分の状況を非難する。
自分の熱さが自分を焼く。
出口のない自傷行為

……おう、めっちゃ暗くなってしまった。
ここまで来たら解決策はひとつ。


「どうしてもムリなことはやらない」

に限ります。
人間、絶対無理なことは誰にでもあります。

 

 

現在、第2弾が出てます✨