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ハガキでは間に合わないときの手紙ばこ。

台湾北上旅行2日目:嘉義で天下のKANOへん

 
台湾北上旅行2日目:嘉義で天下のKANOへん


さて、烏山頭ダムで過去に思いをはせた後は、腹ごしらえを兼ねての天下のKANOめぐり!
隆田駅の近くにある茶の魔手さんで烏龍茶を買い、まったりゆったり鉄道旅。
30分くらいで嘉義駅へ到着。


まずはお目当ての鶏肉飯(ジーロウファン)。
甘ーいそぼろ肉をご飯に乗っけたのが(ルーロウファン)で、そぼろの代わりに七面鳥の肉をご飯にのっけたのが鶏肉飯です。

 


今回行く鶏肉飯のお店は、相方おすすめの劉里長鶏肉飯。
店先にKANOの応援幕がかかっているところです。


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ちょっと距離があるので、タクシーで移動。
100元くらいだったかな。
途中のロータリーで金ピカの呉明捷の銅像もしっかりと拝見。

 


ちなみに、「KANO」とは、台湾映画『KANO1941年海の向こうの甲子園』(2014年)のことです。


日本統治時代、台湾の嘉義の高校生たちが鬼監督である近藤兵太郎ともに切磋琢磨し、ついに海を越えて甲子園の舞台に立つ…!というものである。

 


三時間もあるドキュメント再構成ドラマ映画(しかも台湾華語部分は字幕)なので、おいそれと「見て」とは言えないのですが、本当に素晴らしい映画です。
なにより、この映画が台湾でベストセラー(興行収入3億元)になった、というのが嬉しい。


ざっくりとしか調べられなかったのですが、台湾の映画料金が310元(大人一名)なので、約100万人の台湾人がこの映画を見てくれた計算になる。


しかも、日本統治時代が舞台なので、日本語のシーン(つまり、台湾の人にとって外国語)がばんばん出てくる。
それも吹き替えではなく字幕で…!

 


…3時間もある字幕のドキュメンタリー風の映画を100万人もの台湾人が見てくれてるんですよ…!!

 


本当にすごい。
もう、これだけで「ありがとう!!」って気持ちになるよね。

 

 


鶏肉飯を食べた後は、旧日本家屋を集めたテーマパーク・檜意森活村へ。
これも腹ごなしに歩いて向かっていたのだが、突然のスコールに襲わる。
ちょうど市役所の横に屋根付きの場所があったので、そこで雨宿りする。

 


「こんな激しい雨、そうそう長くは続かないでしょ-」と思い、嵐に耐える孔先生ごっこ井上靖ファンに怒られそうな遊びだなおい)をしながら待つこと30分。
……ぜんっぜん止みませんでした。


仕方がないので雨が少し弱まったタイミングでタクシーを拾い、檜意森活村へ向かう。
檜意森活村に着いても雨はまだ止みそうにないので、お土産屋さんでカッパ(30元)を買いうろうろすることに。
幸い、私の足下はサンダル(とれかけ)なので、多少濡れてもOK。
乾いちゃえば無問題!

 


おいしそうなアイス屋さんとかカフェとか雑貨屋さんとかいっぱいあったのだけれど、どこも雨宿りするお客さんでいっぱい。
こっちもカッパを着込んでいるので、そう簡単にはお邪魔できない(脱ぐのめんどい)。

 


ここだけは!と思ってKANO故事館を探したんだけど……なんと閉店してました。
ちょっ、ちゃんと書いといてよ台北●ビ!!


雨も止まないし、いい時間だしで早々に切り上げることに。
タクシーを拾い、高鐵嘉義駅へ。
駅に着く頃には雨も上がっていた。

 


では、台湾最大の夜市へレッツゴー!!
逢甲夜市へんへつづく。