ホットクック修行日記
我が家にホットクックが来て、半月ほどが経った。
ホットクックに興味を持ったのは、友人の家でヘルシオウォーターオーブンで調理されたステーキを食べ、感動したからである。
僭越ながら、鉄フライパンを使ってのステーキ調理は何度もしたことがあるので、ぶっちゃけステーキを焼くことには自信があった。
「肉を室温に戻して、はじめは煙がでるくらいガンガンにフライパンを熱して、両面に焼き色が付いたら肉汁を閉じ込めるためにアルミホイルにつつんで休ませる!!」
このセオリーを厳守して、何度とまあまあ美味しいステーキを焼いてきた。
だが、こうして手塩にかけてきた今までのステーキたちより、ヘルシオウォーターオーブンのあぶり焼きで調理されたステーキの方が断然美味しかったのである。
肉のやわらかさ、ジューシーさ、脂のうまみ…。
このとき、私の中にあった機械調理の概念がぶっこわれた。
…電子機器で作られたごはんって、ひょっとしておいしい…???!!
それからヘルシオウォーターオーブンを検索し、調べていく中で勝間和代さんの著書に行き着き、ホットクックを手に入れる、という流れに落ち着きました。
(ウォーターオーブンじゃなくてホットクックなの? というツッコミが来そうなのですが、ウォーターオーブンは掃除が大変そうだった&おいしいカボチャポータージュが飲みたい! という欲望と相談した結果、ホットクックになりました)
では、前置きが長くなりました。
ホットクック修行の成果をまとめたいと思います。
〈ホットクックで作ったもの〉
・カボチャポタージュ
・サツマイモポタージュ
…公式レシピより水の量を少なくして、豆乳で作ったりしている。
厳密に量らず、塩を適当に入れるだけでもおいしい。
まだまだおいしくなりそうなので、きっちり0.6%の塩分で作ってみたい。
・蒸し野菜(カボチャ&根菜)
…手動蒸しで30分。ほっくりして美味しい。
これに塩とオリーブオイルをかけるだけでごちそう。
週3で作ってる。お弁当の具材にもなる!
うちのホットクックは1.6リットルなので、ホットクック利用者の間で有名な茹で上げザルは入らない。
なので、ニトリの蒸し器(小)を直接内鍋につっこんで使ってます。
できたらそのままお皿にのせるだけなので便利!
・蒸し豆
…勝間和代さんの著書からの影響。
もともと「サラダにまめ!」といった蒸し豆系を食べていたのもあり、自分でもつくってみた。
タッパーに生豆と水を入れて一晩冷蔵庫に放置し、次の日に手動蒸しで一時間。
まだ大豆しか蒸していないのだけれど、自分で蒸した豆はシンプルな甘みがあって、いくらでも食べれてしまう。
楽天スーパーセールで白花豆と金時豆とひよこ豆を仕入れたので、作るのが楽しみ!
週1で作ってタッパーで保存し、蒸し野菜を作るときに一緒に蒸し直して食べたり、お弁当につっこんだりしてます。
・パスタ
…豆と野菜とトマト缶と水300ccと半分に折ったパスタを入れ、スープパスタメニューで作ります。
25分の公式レシピではまだパスタが硬いので、10分ほど追加します。
成城石井で全粒粉パスタを手に入れたので、結構作る頻度が高め。
・味噌汁
…適当野菜とだし汁(冷蔵庫に常備してある水出しのやつ)をいれ、具だくさん味噌汁のメニューを押すだけ。
いつも二日分一気に作ってます。
・カレー(無水)
…ホットクック利用者の胃袋を掴んで離さない無水カレー。
鶏肉(もも)と豚(スペアリブ)で作ってみました。
トマトを入れずに作ったらキーマカレーになってしまったり、それを反省してだし汁を入れたカレーを作ったらスープカレーになってしまったり、実は結構失敗してます。
だが、味は国宝級にうまい…!!
鶏肉もやわらかく、野菜のうまみと甘みがしっかり出ていてスプーンが止まらない。
二週間に一回くらいの頻度で作っているけれど、毎週でもいいなあ。
〈ホットクックで作りたいもの〉
・鳥ハム
…今日作ろう!って思ったら、家にある100均のポリバックには耐熱機能がなかった。 明日ジップロック買ってこよう。
・プリン
…急に食べたくなった。牛乳と卵とバニラエッセンスは買ってきたので、お風呂入る前にセットしよーっと。
・バターロールパン(焼き)
…じつは、自炊が楽しくなってホームベーカリーも買っちゃった。
家のオーブンは使うと周囲が熱くなってしまうタイプなので、使う前に周りに置いている小物たちをどかさないといけない(非常にめんどくさい)。
発酵もできるし、ホットクックで焼くほうが楽そう。
〈ホットクックと私の今後の課題〉
・葉物野菜
…味噌汁以外の料理に使いたい。
というのも、根菜と一緒に蒸すと蒸しすぎてしまうので、工夫が必要なのである。
今は買ってきたらすぐに全部蒸して冷蔵庫で保存しているのだけれど、やっぱり面倒なのでなにかいい方法は無いものか…。
葉物野菜は傷みやすい&でも栄養豊富なので、なんとか手軽に美味しく食べたい。
〈手作りごはんって、楽しい〉
ホットクックを手に入れて「手軽で普通に美味しいごはん」を作れるようになり、自炊の精神的ハードルがぐっと下がりました。
「素人が目分量と勘でつくったそこそこおいしい(たまにとんでもなく微妙だったりする)ごはんより、機械による徹底した温度管理でつくられた常に美味しいごはん」
のほうが、私には合ってました。
しかも、調理における私の作業は「材料を切って塩を入れるだけ」なので、ほんと10分もかからない。
ホットクックに具材をセットした後は洗い物をしたり、洗濯機をまわしたり、クイックルワイパーをかけたりしています。
「なぜ、ホットクック(調理家電)でつくった料理は美味しいのか?」
と、疑問に思った方は、是非勝間和代さんの著書をお読みください。
調理における
・温度
・塩分
・揚げ物はなぜおいしいのか?
といった疑問に答えてくれます。
また、勝間さんの著書でも取り上げられている水島シェフの本もおすすめです。
家庭科でも教えてくれない、正しい包丁の使い方が載っています。
ホットクックで調理の手間が大幅に減り、美味しい野菜や豆が手軽に食べれるようになり、もっといろんなものを手作りしてみたいという気持ちが生まれました。
何より、食べることに前向きになれたっていうのは一生の財産だと思います。
もともと日本の農家さんを応援するために国産の肉や魚、野菜を買っていましたが、加工食品や外食ではそういうわけにはいきません。
(あと、米国の肉は成長ホルモン剤を使って育てられているので、それもこわい。詳しくは検索して下さい)
ホットクックでの料理、写真で伝えられたらいいんですけど、いかんせん美味しくてすぐ食べきってしまうので写真を撮っている暇がないんですよね。
まだまだおいしく作れそうなので、私のホットクック修行は続きます。